企業概要
会社名:TMH株式会社
設立:2012年3月9日
時価総額(直近株探データ):約53.2億円(2025年10月時点)
上場市場・証券コード:東京証券取引所グロース市場/280A(上場日:2024年12月4日)
業種:卸売業(半導体製造装置部品・修理サービス)
事業概要:
半導体製造装置・部品の販売・修理サービスおよび、越境ECプラットフォーム「LAYLA-EC」によるグローバル装置部品流通、さらには中古装置の買取/売却支援/設置支援などを手がける。
参考データ(株探):TMH(280A)企業情報
ファンダメンタルズ分析
| 指標 | 数値/最新 | コメント |
|---|---|---|
| 売上高成長率 | 2025年11月期第2四半期 累計 売上 6,522百万円(前年同期 3,534百万円) → 約+84.6% | 増収が大幅。半導体装置部品需要の追い風を受けている。 |
| 営業利益率・最終益水準 | 第2四半期累計 経常利益 274百万円(前年同期 148百万円) → 約+85.1%増益 | 収益体質も改善傾向。利益率向上が明確。 |
| 自己資本比率・財務健全性 | 自己資本比率 約20.5%(2025年9月時点) | 財務基盤にはまだ投資拡大期ゆえの“余地”あり。 |
| ストック収益性・ビジネスモデル | 部品販売/修理が継続的需要を持つ。中古装置・越境ECも併営で収益源の複線化。 | 継続受注とグローバル市場でのポジションが鍵。 |
| オーナー/意思決定構造 | 創立12年目、上場から間もない成長企業。機動力・テーマ性ともに新興感あり。 | 成長初期モデルとしての“仕込み期”の可能性あり。 |
| 時価総額・上場期間 | 約53.2億円(2025年10月時点) | 小型株として成長余地を残しており、テンバガー候補として評価できる。 |
スコアチャート
“TMH(280A)”|合計: 170 / 平均: 56.7
チャート
ChatGPTの分析
「半導体製造装置部品」「グローバル調達」「越境ECプラットフォーム」という明確なテーマ性が強く、TMHはその中で“部品調達+装置中古市場+修理サービス”というトリプル収益源を持っている点が特徴です。売上・利益が大きく改善しており、収益化フェーズに入った兆しがあります。
強みとして挙げられる点:
- 装置部品という“継続需要”を伴うビジネス。部品が消耗し続ける半導体装置市場において、修理・交換需要が安定化要素となる。
- 越境EC「LAYLA-EC」などでグローバル調達ルートを構築しており、競争優位性の構築が期待できる。
- 売上・利益ともに急拡大しており、成長の“波”に乗っている感がある。
一方、リスク・弱みとしては以下の点を挙げます:
- 自己資本比率・財務健全性の指標がまだ低めで、成長投資フェーズゆえに財務リスクを内包しています。
- 半導体装置・部品市場という景気・設備投資サイクルに左右されやすい業界。外部要因(世界的需給、素材価格、物流等)が業績に影響を及ぼす可能性があります。
- 小型株特有の流動性リスクおよび、上場直後ゆえの情報開示面・安定性に対する投資家の慎重姿勢あり。
結論:
現在は“初動~成長期”の極めて魅力ある段階と評価できます。次期決算で「部品販売契約数増」「越境EC利用拡大」「修理サービス継続契約化」などの定量的成長が確認できれば、テンバガー候補として本格的な注目に値するでしょう。とはいえ、規模・実績ともにまだ発展途上であるため、投資スタンスとしては“余剰資金での成長株仕込み”という位置づけが適切です。



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