企業概要
会社名:ビジュアル・プロセッシング・ジャパン株式会社
設立:1994年1月6日
時価総額(直近株探データ):約40.6億円(2025年9月26日時点)
上場市場・証券コード:東京証券取引所グロース市場/334A(上場日:2025年3月25日)
業種:情報・通信業(コンテンツ制作・管理・配信DXソリューション)
事業概要:
主力プロダクト「CIERTO DAM」を中心に、企業の媒体(WEB、EC、SNS、カタログ、映像、出版)及びコンテンツ資産の“制作・管理・配信”を支援するDXソリューションを展開。DAM(Digital Asset Management)/PIM(Product Information Management)を統合し、多メディア配信の効率化・ブランド統一化を狙う。さらに「APROOVE WM」「WoodWing Studio」など海外製品の国内販売を通じた機能強化も行っている。
参考データ(株探):ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)企業情報
ファンダメンタルズ分析
| 指標 | 数値/最新 | コメント |
|---|---|---|
| 売上高成長率 | 売上高1,056百万円(2023年12月期) | 增収傾向。ただし成長率は他急成長企業と比べ控えめ。 |
| 営業利益率・最終益水準 | 経常利益140百万円(2023年12月期) | 利益体質改善。ただ規模はまだ小型。 |
| 自己資本比率・財務健全性 | 自己資本比率71%程度(2024/12期予想) | 財務健全性良好。安定基盤あり。 |
| ストック収益性・ビジネスモデル | クラウド比率47.7%/オンプレ5.0%/保守19.6%(2024年12月期) | “クラウド型”の継続収益比率上昇が鍵。 |
| オーナー/意思決定構造 | 長年の業歴があり、上場も直近で“第二創業期”という位置づけ。 | 中堅ながら成長フェーズ入りと捉えること可。 |
| 時価総額・上場期間 | 約40.6億円(2025年9月26日時点) | 小型成長株として“仕込み時期”の余地あり。 |
スコアチャート
“ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(334A)”|合計: 185 / 平均: 61.7
チャート
ChatGPTの分析
“コンテンツ/メディア資産のDX化”というテーマは、EC・SNS・動画・出版のクロスメディア化が進む中で追い風です。ビジュアル・プロセッシング・ジャパンはその中で、DAM/PIM統合ソリューション「CIERTO」を武器に、ブランド企業やメディア・広告代理店、出版・映像制作企業向けにサービスを展開しています。クラウド化・継続契約型サービスへのシフトが進めば、ストック型収益の拡大が期待できるという点が強みです。
一方、気になる点としては、成長速度が“テンバガー候補”としての急成長モデルと比べるとやや抑えめであること、競合(大手ITコンサル・制作会社・グローバルDAM製品)との競争激化の可能性があることです。さらに、クラウド比率がまだ50%未満と、継続収益化への移行途中というステージでもあります。
結論として、今は“成長初期〜拡大期”のフェーズにあり、「成長+収益化」の両輪に乗り始めた銘柄として注目できます。株価が上場初動を抜けたこのタイミングで、クラウド比率のさらなる向上や契約数増が確認出来れば、テンバガーに向けた芽を持つ銘柄と評価できます。投機的要素もあるため、余剰資金での検討が望ましいです。



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