企業概要
- 会社名: サークレイス株式会社(英文名:circlace Inc)
- 設立:2012年11月1日
- 時価総額:約48.1億円(直近株探・時価総額欄より)
- 上場市場・証券コード:東京証券取引所グロース市場/5029(上場日:2022年4月12日)
- 業種:情報・通信業
- 事業概要: 主にクラウドソリューション(Salesforce、Anaplan、AWS、Microsoft Power Platform 等)を活用した業務変革支援、及び自社 SaaS 製品「AGAVE®」をはじめとするクラウドサービスを提供。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するコンサルティングから導入・運用・定着支援までワンストップで展開。
- 参考データ(株探):サークレイス(5029)企業情報
ファンダメンタルズ分析
| 指標 | 数値/最新 | コメント |
|---|---|---|
| 売上高成長率 | 売上高38.0億円(2025/03期)→予想46.0億円(2026/03期)前期比+約20.9% | 増収が継続。DX需要を背景に成長基盤がある。 |
| 営業利益・最終益水準 | 営業利益・最終益とも黒字転換基調(2025/03期営業益20億円規模) | 利益改善が明確で、収益構造の改善兆し。 |
| 自己資本比率・財務健全性 | 自己資本比率 約54.5%(最新) | 財務基盤はまずまず。成長余力あり。 |
| ストック収益性・ビジネスモデル | 460社以上・11,000 ID超導入の SaaS「AGAVE®」を含め、継続契約型のクラウドサービス展開。 | 継続契約比率・導入企業の拡大がカギ。 |
| オーナー/意思決定構造 | 親会社に パソナグループ/TQuila Ltd. を有し、上場から間もない成長初期企業。 | 機動性・成長余地ともに“仕込み期”的特徴あり。 |
| 時価総額・上場期間 | 約48.1億円/上場から3年弱。 | 小型成長株として余地あり。ただし実績の蓄積が課題。 |
スコアチャート
“サークレイス(5029)”|合計: 185 / 平均: 61.7
株探
ChatGPTの分析
“DX変革支援+クラウド導入”というテーマは、企業の働き方・業務プロセスが急速に見直されている中で、明確な追い風が存在します。サークレイスは、その中でクラウド基盤を軸にした実務コンサルティングと自社プロダクトを併せ持つ強みを備えており、テーマ性・モデル構造ともに魅力が高いです。
強みとして
- Salesforce・Anaplan・AWS・Microsoft など複数クラウド製品を取り扱い、業務設計~導入~定着まで一貫サービスを提供している点。 勝ちパターンを持つことが競争優位に繋がる可能性。
- 自社 SaaS 製品「AGAVE®」を展開し、導入実績460社以上・11,000 ID超という実績がある点。 継続収益化の土台が見えている。
- 売上増・利益改善が進行中で、小型かつ上場からの時間も浅いため、市場の評価拡大余地が残されている点。
一方、リスク・課題として
- 売上成長率は二桁前半(+20%前後)であるものの、“テンバガー(10倍)”視点でみると、成長加速・スケール化が課題。
- DX支援サービス市場には競合も多く、差別化・価格競争・サービス定着化が重要。
- SaaSモデルへの移行が進んでいるとはいえ、サービス普及・契約継続・アップセルの伸びが次ステージの鍵。
- 小型株ゆえに流動性・評価ギャップ・株価変動リスクも大いにあり、実績とのバランスが求められる。
結論として、サークレイスは“初動~成長期”の攻めどきの銘柄と判断できます。次期決算で「導入企業数の拡大」「契約継続率の向上」「SaaS売上比率の上昇」「海外展開の進捗」などの数値的改善が確認できれば、テンバガー候補として真価を問われるでしょう。とはいえ、規模・実績ともにまだ発展途上であるため、投資スタンスとしては 余剰資金での成長株仕込み が適切と考えます。


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