企業概要
- 会社名:ネットスターズ株式会社(英語表記:NETSTARS Co., Ltd.)
- 設立:2009年2月12日
- 時価総額:約219億円(2025年9月26日時点)
- 上場市場・証券コード:東京証券取引所グロース市場/5590(上場日:2023年9月26日)
- 業種:情報・通信業(フィンテック・キャッシュレス決済)
- 事業概要: 「StarPay」というマルチQRコード決済サービスを提供。複数の決済ブランドをひとつのアプリ/端末で管理できる仕組みを構築し、既存タブレット・POSシステムへのAPI連携にも対応。さらに、セルフレジやモバイルオーダーなどの店舗DXソリューションも展開。国内外で加盟店アカウント数50万件超(2024年12月末時点)など導入進展中。
- 参考データ(株探):ネットスターズ(5590)企業情報
ファンダメンタルズ分析
| 指標 | 数値/最新 | コメント |
|---|---|---|
| 売上高成長率 | 2024/12期 売上約39.0億円(前期比+24.3%) | 増収基調が明確。マルチQR決済+DX需要を捉えている。 |
| 営業利益率・最終益水準 | 通期黒字転換予想(2025/12期 経常利益2.5億円・最終益2.0億円) | 利益化の転換期にある。収益モデル確立がカギ。 |
| 自己資本比率・財務健全性 | 自己資本比率 約19.9%(2024/12時点) | 財務的な余裕はまだ軽め。成長投資フェーズとして意識すべき。 |
| ストック収益性・ビジネスモデル | 加盟店手数料+DX商品の月額利用料・手数料という構造。導入店舗数拡大がストック化の鍵。 | 継続契約比率やアップセルに注目。 |
| オーナー/意思決定構造 | 設立から約15年、上場1年未満という初期成長段階。機動性あり。 | 伸びしろある反面、実績の蓄積がまだ浅め。 |
| 時価総額・上場期間 | 約219億円/上場から日が浅い小型株水準。 | 成長余地はあるが、株価変動や評価過熱リスクあり。 |
スコアチャート
“ネットスターズ(5590)”|合計: 160 / 平均: 53.3
株探
ChatGPTの分析
“キャッシュレス決済”と“店舗DX”という成長テーマを併せ持つネットスターズは、加盟店の利便性向上を軸に、マルチQRコード決済+セルフレジ/モバイルオーダーといった付加サービスで拡張性を持っています。特に、複数ブランドの決済を一括管理できる「StarPay」は、店舗側の運用・契約の煩雑さを軽減する点で導入メリットがあり、導入数も加速中です。
強みとして
- QRコード決済ブランド40種類超を統合し、国内最大級のカバレッジを有しているという点。
- 既存のタブレット・POSをそのまま活用できるAPI連携方式でハードルが低い導入モデルを提供している点。
- 売上が二桁以上で増加しており、利益転換局面に入っている点。成長模型として魅力。
一方で、リスク・課題として
- 自己資本比率が低めで、成長投資に伴う負担や資本効率が課題。
- 決済+DX市場は競争が激化しており、価格競争・手数料低下のリスクも。
- ストック収益化(継続契約・アップセル)や導入店舗数のさらなる拡大が、次フェーズの評価軸。
- 上場から時間が浅く、株価に成長期待が先行しすぎると調整リスクあり。
結論として
現在は“初動~成長初期”のフェーズと評価できます。テーマ・数値・仕込み条件の3条件が揃いつつあり、次期決算で「決済取扱高の拡大」「契約継続率・アップセルの改善」「加盟店アカウント数の伸び」が明確に確認できれば、テンバガー候補として本格的に注目される可能性があります。ただし、成長株ゆえに変動も大きいため、 投資は余剰資金での成長株仕込みというスタンスが適切です。
直近の好材料・提携
- Travelokaと戦略的提携:東南アジア最大級の旅行予約プラットフォームと連携(2025/10/21)
- PAYSLEをStarPayに追加:請求・収納DXの拡張(2025/09/25)
- セルフオーダーがIT導入補助金対象に:中小店舗導入が加速(2025/09/24)
- WeChat Pay対応:共通QR加盟店で利用可能に(2025/09/16)
- Stripe Terminal連携:グローバル展開への布石(2025/09/04)
- Vポイント・ハウスPay®対応:金融・ポイント領域との接続強化(2025/06〜09)


コメント