
企業概要
設立:2022年11月1日
時価総額(直近公表時点):約30 億円(2025年9月時点)
上場市場・証券コード:福証Q-Board/231A(上場日:2024年8月29日)
業種:建設業(建設及び機械設置工事、施設管理・ファシリティマネジメント)
事業概要:
施設管理から設備更新、建築・機械設置工事を展開するグループ持株会社。グループ子会社に ハウステンボス・技術センター株式会社 や 西日本エンジニアリング株式会社 などを抱え、テーマパーク施設・公共インフラ・プラント機械据付といった案件を手掛ける。
参考データ(株探):Cross Eホールディングス(231A)企業情報
ファンダメンタルズ分析
| 指標 | 数値/最新 | コメント |
|---|---|---|
| 売上高成長率 | 売上高 4,313 百万円(2023年10月〜2024年9月期) 前期比+53.3% | 大型案件の進捗により増収が加速。成長フェーズ入りの印象。 |
| 営業利益率・最終益水準 | 営業利益 488 651 千円 前期比+44.6% | 利益も大幅改善。収益構造が改善中。 |
| 自己資本比率・財務健全性 | 自己資本比率 約70%程度(2023期) | 財務基盤はまずまず。安定性が見えてきている。 |
| ストック収益性・ビジネスモデル | 施設管理(ファシリティマネジメント)+設備更新・工事という構成。更新需要・維持管理需要が鍵。 | 継続型管理契約+大型工事受注で“安定+成長”モデルに期待。 |
| オーナー/意思決定構造 | 親会社に エイチ・アイ・エス(HIS)系列。持株会社設立から間もないため、意思決定スピードが強み。 | 上場直後かつ小型ゆえ“初動モデル”としてのポジションあり。 |
| 時価総額・上場期間 | 約30 億円(2025年9月時点) | 小型成長株としての余地あり。評価されるか今後の実績が鍵。 |
スコアチャート
“Cross|合計: 180 / 平均: 60
チャート
ChatGPTの分析
“インフラ更新&施設管理”というテーマは、老朽化設備・公共施設・テーマパーク施設の維持管理という社会的ニーズと合致しています。Cross Eホールディングスは、建設・機械設置工事と施設管理(ファシリティマネジメント)の両輪を持つことで、単なる新築工事だけでなく、継続的な収益基盤を作るポテンシャルを持っています。
強みとしては、
- 建設案件+設備据付+施設管理という“案件型+継続型”のビジネス構成。
- 前期比で売上・利益共に大幅改善という実績。
- 財務基盤の改善傾向と、小型上場ゆえの成長余地。
一方で、リスク・弱みとしては、
- ファシリティ管理部門は伸びが鈍化(売上+1.3%) という点。
- 受注残高が前期比で▲50%超というデータもあり、受注の安定性が課題。
- 建設・設備工事という景気・資材価格・人手不足等外部要因の影響を受けやすい。
- 小型株ゆえに流動性リスク・情報開示の透明度なども留意。
結論として、現在は“初動~成長初期”の段階と評価できます。次期決算で「ファシリティマネジメント部門の拡大」「受注残高の改善」「継続管理契約数の増加」が確認できれば、テンバガー候補として注目される可能性があります。ただし、投資する際は余剰資金・リスク許容範囲内での成長株体制が望ましいと思います。



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